文譽進＜天一国学術アカデミーの創立セミナー＞ 原理講論は家父長的キリスト教と儒教文化の影響により男性中心主義の誤謬に陥った。

2016.09.24. 10:43

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文譽進　<天一国学術アカデミーの創立セミナー> 原理講論は家父長的キリスト教と儒教文化の影響により男性中心主義の誤謬に陥った。 懸念していたことが現実となっている。独生女論が始めて登場した時、これは新しい宗団の出現と見なければならないという懸念の混じった主張が一部にあった。8大教材教本に代わる新しい天聖経、真の父母経、平和経が登場する度に、単にお父様のみ言葉を編集したものであり、全て同じくお父様のみ言葉であるという主張にそのような懸念を払拭させようとした。ただ独生女論というこれまでお父様のみを中心に理解されてきた原理に真のお母様の重要性を強調することに過ぎないという主張に同調する指導者と食口が大多数であった。 このような多くの教会メンバーたちの願いとは異なり、弓の弦は引かれ、矢はすでにその標的に向かって放たれた。 その標的とは新しい教団の出現である。 去る8月22日、聖和4周忌を迎えて行われた天一国学術アカデミーの創立式と第1回学術シンポジウムにおいて、最初の発表を任されたのが文譽進氏であった。真の父母様の長女である文譽進氏がどのような歩みをし、どのような人なのかということはここでは問わなことにする。このセミナーにおいて文譽進氏は非常に意味慎重な発表をした。文譽進氏の主張は、天一国学術アカデミーの創立イベントにおける最初の主題発表であったという点において、非常に重要な意味を持つ。これは個人的な主張というよりは、今後の天一国学術アカデミーの方向性と教団の立場を代身していると見なければならならない。 彼女は男女平等(Gender Balance)を主張する論文を持って出てきた。彼女の論文の主な主張は、原理講論は男性中心主義的な立場から書かれており、天一国時代には男性と女性に同等な役割が与えられなければならないという内容に正されなければならないというものであった。このような観点から、原理講論の最大の誤謬であり問題点は神様に対する規定であると指摘した。原理講論には神様は｢二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては男性格主体であるので、その格位を父とする｣となっている。しかし、この主張は男性中心主義であり、男女の平等を損なう非常に間違った主張であるというのである。原理講論の主唱者は文鮮明先生であるが、彼が神様に対する誤った結論を下したのは｢家父長的キリスト教神学と儒教文化｣による影響であったと解釈した。 彼女は、真のお母様が神様を天の父母様と新たに規定し、独生女論を主張したことは、性の不均衡を正す非常に肯定的なプロセスであると主張した。そして、これからは真のお母様と娘が率いる時代となると結論付けた。 彼女の主張は、統一原理を伝統的に理解していた人にとっては非常に驚愕するものであった。しかし、その日のセミナーに参加したギム･ジンチュン、ギム･ハンジェ、ジョ･グァンボン、Tyler Handrics、Thomas Slover、Andrew Wilsonといった統一神学を代表する学者たちから、いかなる反対意見も提示されなかった。むしろ、この論文に対する討論を任されたギム･ジンチュンは非常に驚異的な論文であると称賛した。 原理講論の第1章創造原理は｢第1節、神様の二性性相と被造世界｣から始まる。統一原理の1章1節というのは、統一原理の最も重要な論拠点である。神様に対する理解は被造世界と創造理想世界に対する理解の出発となる。真のお父様が億万のサタンと戦い、命をかけた真理探求の道を通して明らかにされた内容が原理である。1000冊を超える真のお父様のみ言集には、原理を説明する膨大な内容がある。そのように手のひらを返すようにできる内容ではない。これは、統一原理全体を否定するものであり、原理を明らかにし、その原理を真理として教えてきた真のお父様を否定するものである。真のお父様の聖誕を記念して創設された天一国学術アカデミーの創立記念シンポジウムにおいて、このようなことが行われたことは真のお父様を嘲笑した最悪のケースであると言える。 真のお父様による新しい啓示である1章1節が男性中心主義的な観点から書かれた誤謬であるという主張に対し、代表的な統一神学者による沈黙を私たちはどのように理解するべきなのか。 原理講論の重要な教義さえも大胆に否定される行為さえ、何の抵抗もなく繰り広げる教権体制が整えられていたということは、新しい教団創教がある程度成功軌道にあることを示している。これに対する指導者と食口の沈黙は絶対的な声援と支持行為となり、新しい教団創教が順調に進められるということである。しかし、意のままにはならないはずである。なぜなら神様は生きておられるからである。 ｢人が叫ばなければ石が叫ぶであろう！｣というイエス様のみ言葉のように、天は今や石が叫ぶ日を準備しておられる。